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行くぜ、東北。 (JR東日本)

行くぜ、東北。
(10月30日 JR東日本 新聞全5段広告)

「メールじゃ会えない。レールで会おう。」というキャンペーンスローガンと、紅葉の中を走る列車のビジュアルが印象的。「行くぜ、東北。」というキャッチフレーズは躊躇している人の手を引く力強さがある。

未来は、想像力でできている! (NTTグループ)

未来は、想像力でできている!
(10月29日 NTTグループ 新聞全15段広告)

大リーガーのイチローが登場。夢を実現してきたイチローがいれば、未来の可能性の話にも期待感が生まれる。ボディーコピーは、10年前と現在の比較から10年後の発展を連想させている。
未来の話をしながらも地に足がついたうわつかない広告なので、株主も安心できるのだ。

すごい青汁、見つけました! (OREC)

すごい青汁、見つけました!
(10月28日 OREC 新聞全5段広告)

通販限定商品「黒の薩摩青汁」。新聞紙面の上10段は特集記事を組んで、商品の原料である「すいおう」の希少性や栄養成分を紹介している。高濃度ポリフェノールやルティン含有、味わいなどいい事尽くめで、製造企業の社長が登場して商品開発ストーリーを語っている。
ブランド力の不足を補うために会社の紹介を載せているが、商品への不安が消えるわけではないので、著名人のお墨付きが必要だ。

あなたのカゼに もっともっと・・・ (武田薬品)

あなたのカゼに もっともっと、ねらいを決めて。
(10月26日 武田薬品 新聞全15段広告)

『あなたのカゼに~』のベンザブロックがバージョンアップして、ベンザブロックプラスに。キャッチフレーズも、『もっともっと~』とパワーアップしている。鼻・のど・熱の症状別に3タイプが揃うと、すでにカゼに勝ったような気分になる。

キレイなふとんは、想像以上に・・・ (raycop)

キレイなふとんは、想像以上に、ここちよい。
(10月25日 レイコップ・ジャパン 新聞全15段広告)

UVを照射しながら、3分で90%以上のハウスダストを除去するふとんクリーナー、レイコッップ。世界24か国で250万台を販売したそうだ。
広告の一番の目的は、商品への期待感を高めること。キャッチフレーズの「想像以上」という言葉が、その役割を果たしている。

あの[30年一括借上げ]・・・ (AsahiKASEI)

あの[30年一括借上げ]の旭化成が、な、なんと!!
「初期費用0円で太陽光発電つけます」と言い出した。
(10月24日 AsahiKASEI 新聞全15段広告)

ロングライフ賃貸住宅・ヘーベルメゾン。お任せアパート経営の[30年一括借上げ]に、太陽光発電の[安心ECOサポート]を付加して商品力を高めたそうだ。
ストレートな訴求で伝わりやすいはずなのだが、30年一括借上げという商品を知らない人には、その魅力が響かないのでは?

徒歩帰宅 (VICTORINOX)

2011年 横浜 THE MARCH
徒歩帰宅
(10月22日 VICTORINOX 新聞全5段広告)

コロコロが付いたバッグ『ビクトリノックス』の広告。東日本大震災時の体験を通して、バッグの機能性をアピールしている。バッグの説明が上手すぎるというのもあるが、全体にリアリティーがないので体験談までフィクションに思えてくる。

介護の食事にお困りの方へ (イーエヌ大塚製薬)

介護の食事にお困りの方へ
見た目そのまま舌でくずせる摂取回復支援食「あいーと」
(10月21日 イーエヌ大塚製薬 新聞全5段広告)

「食べられない人、食べさせたい人の食卓に笑顔を提供します」をスローガンにする、あいーと。人気メニュー5品セットが、組み合わせ価格例3,421円だそうだ。
ビーフカレー・ハンバーグ・牛肉のオイスターソース焼き・肉じゃがなど、メニューは和洋中33品。すべて舌でくずせるという調理法が、この商品の特長だ。

「おいしさと品数に大満足。・・・・・」 (日清医療食品)

「おいしさと品数に大満足。
自分ではこんなにつくれません。」
(10月20日 日清医療食品 新聞全5段広告)

「食べたいときに、すぐおいしい。」をスローガンにする食宅便から、数量限定『秋のおもてなしセット』の広告。7食で3,675円。商品名のおもてなしは、流行語に乗っかっただけで特に意味はないみたいだ。
メニューは栄養士等のプロが考案、20品目の栄養バランス、低カロリー249㎉、塩分控え目2.3g、和洋中メニューを特長としてアピールしている。

都会は、あきた。 (JAグループ秋田他)

都会は、あきた。
(10月19日 JAグループ秋田他 新聞全15段広告)

「あきた」は、「飽きた」ではなく『あきたこまち』のこと。秋田県産のあきたこまちは、来年30周年を迎えるそうだ。ボディーコピーは、秋田のお米の多くが大都会で食べらているからはじまり、好まれる理由、あきたこまち30周年、美味しさに磨きをかけて・・・・・と結んでいる。
でも、都会で多くが消費されるのは、どのブランド米も同じはず。釈然としないのは、秋田のお米で始まった話が、あきたこまちにすり替えられたような展開。秋田のお米が、100%あきたこまちなら問題ないのだけど。この誤魔化されたような感じは、何だ?

家に帰れば、積水ハウス。 (積水ハウス)

家に帰れば、積水ハウス。
(10月18日 積水ハウス 新聞全15段広告)

「SLOW & SMART」をスローガンにしたシリーズ広告。今回は中庭を中心に設計された家を見せて、暮らす楽しさをアピールしている。
「・・・・・・・・・・私の趣味は、この家です。そういえる、幸せ。」というボディーコピーが、先進技術が創る住まいの高い満足度を表現している。

夜、昼の分まで冷やす。・・・・・ (コカ・コーラ)

夜、昼の分まで冷やす。昼、冷却電力を使わない。
(10月17日 コカ・コーラ 新聞全15段広告)

日中の電力需要ピーク時に消費電力を減らし、省エネに貢献する『ピークシフト自販機』。夜間に冷却した冷たさをキープすることで、日中の電力消費を95%削減可能にしたそうだ。
この9ケ月間で、25,000台を設置。販売力強化は、新型自販機の開発が決め手となるのだ。

「安全・安心」なお米とは何か。 (AEON)

「安全・安心」なお米とは何か。
私たちは、もういちど原点に立ち戻ります。
(10月16日 AEON 新聞全15段広告)

外国産米の混入を知らず、国産米使用の表示で弁当・おにぎりを販売したことへのお詫び広告。原因は、製造委託会社が騙された仕入れ業者の産地偽装だそうだ。
また、週刊文春10月17日号に掲載された記事「イオンの大罪を暴く」の誤りに反論。記事の訂正を求めていく姿勢を表明している。

かる~く押せる らく~に出せる (イチジク製薬)

かる~く押せる らく~に出せる
(10月14日 イチジク製薬 新聞全5段広告)

イチジク浣腸「ジャバラ」。その名の通りつまむ部分がジャバラに改良され、使いやすくなっている。そのジャバラを羽ばたかせて青空を飛ぶビジュアルが、なんとも爽やかで商品の効力を感じさせるのだ。『お客様のご要望から誕生しました!!』という一行で、信頼性をアピールしている。

Whats PRIUS PHV? (TOYOTA)

What’s PRIUS PHV?
(10月13日 TOYOTA 新聞全15段広告)

今までのエンジンとモーターを組み合わせたハイブリッド走行に、さらに外部充電によるモーターだけのEV走行を可能にしたプリウスPHV。信じ難い高燃費61㎞/ℓを、Q&A形式でわかりやすく説明している。
キャッチフレーズに燃費61㎞/ℓを表現すれば、広告のインパクトは高まる。そうしなかったのは、激しい低燃費車市場を戦うために燃費だけの車にしたくなかったのでしょう。

スピード違反、ダメ!ゼッタイ! (Volkswagen)

スピード違反、ダメ!ゼッタイ!
(10月11日 Volkswagen 新聞全7段広告)

所ジョージが登場するThe Beetle Turboのデビュー広告。あのビートルにターボを搭載。スタートダッシュが気持ち良すぎて、スピード違反しないように注意が必要だそうだ。
タレントのキャラクターを利用してスピード違反禁止に説得力を持たせず、走行性能をアピールするキャッチフレーズにしたところが面白い。ビートルは『スピード違反』で引き付けて、新しいイメージ作りを始めたようだ。

燃料高騰でトラックが止まる! (全日本トラック協会)

燃料高騰でトラックが止まる!
(10月9日 全日本トラック協会 新聞全7段広告)

国内物流の9割を支えるトラック運送が、軽油の価格高騰で危機的状況に陥っているそうだ。ボディーコピーで国民に理解と支援を求めているが、運送費値上げの下地を創っているのでしょうか?

同乗者にも同情の余地なし・・・・・ (SUNTORY)

同乗者にも同情の余地なし。飲酒運転。
(10月6日 SUNTORY 新聞突出し広告)

飲酒運転は、殺人・強盗・誘拐に匹敵する悪事であることを社会全体で認識・啓蒙していくことが大切。サントリーは社会貢献の一つとして、この広告を出稿しているのでしょう。
キャッチフレーズは、深刻な話をユーモアで包んで面白く表現している。ただ面白いだけに、酒を売ってる会社が素知らぬ顔で酒を飲むなと言うのは、ご機嫌を窺いながらちゃっかり被害者に化けたようで釈然としない気分になるのだが。

真実は裏に。 (シャボン玉石けん)

真実は裏に。
(10月5日 シャボン玉石けん 新聞全15段広告)

「洗ったあとの服が白く輝いたり、いい香りがするのは、洗剤に入っている化学物質が衣服に付着しているということ。」ボディーコピーの一行目は、CMで見かける白く輝く洗濯物の危険性をアピールしているようだ。汚れ落ち・肌触り基準から安全性基準に、洗剤市場に新しい選択肢が増えるかもしれない。

私たちは、美脚研究所で・・・・・ (B-Three)

私たちは、美脚研究所で魔法のパンツをつくっています。
(10月4日 B-Three 新聞全15段広告)

魔法のパンツという言葉の力は強い。スタイルをカバーしてもらえそうな期待感で、熟年女性のハートをキャッチする。商品のバリエーションは豊富なだけではない。シリーズ1からシリーズ6まで、究極の美脚、はく化粧品、すらっとkomachiなど、独創的なネーミングが商品の個性をしっかりとアピールしている。

日本を笑顔にする酒 世界を・・・・・ (日本酒造組合)

日本を笑顔にする酒 世界を笑顔にするSAKE
(10月1日 日本酒造組合 新聞全5段広告)

本日は「日本酒の日」だそうで、世界へ羽ばたく『國酒』であることをアピールしている。キャッチフレーズの”酒”と”SAKE”の使い分けはうまい。
ぐい飲みを並べたビジュアルは真ん中の一つだけに笑顔が浮かび上がっているが、絵的には正解でも意味的には誤解を招きそうなのでアウト。酒造組合としては、違う見せ方を考えるべきだったのでは?