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嵐の一日。 (協賛JCB)

嵐の一日。
(12月31日 協賛JCB
 新聞30段広告)


大晦日は、JCBカードで新年用のお買いものを済ませて、夕方からは一年を締めくくる紅白歌合戦へ。という嵐の一日を、新聞見開きを使って追いかけている。赤白2色のデザインや「・・・・・・・紅白をお楽しみに!」のコピーなど、NHK紅白歌合戦の番宣となっている。JCBのお買いものは取ってつけたような違和感はあるが、協賛によって予算は助かったのでしょうね。紙面にNHKのロゴがないということは、主たる広告主は朝日新聞社なのかな?

素敵なステーキ♪ (J-オイルミルズ)

素敵なステーキ♪
(12月30日 J-オイルミルズ
 新聞突出し広告)


「今日は、これを創ってみるず♪」シリーズ。今回はヘルシーなラム肉のステーキ。忘年会もあって鍋料理が多かったシーズン、さらにお正月は和食がメインとなれば、このメニューは絶妙だ。暴飲・暴食のあとで、ヘルシーというフレーズの力は強い。

借り放題 0円。 (TSUTAYA)

借り放題 0円。
(12月28日 TSUTAYA
 新聞15段広告)


ネット宅配レンタルの無料お試しキャンペーン。さらに特別キャンペーンでは、先着5万名に動画配信のプレゼント。繁忙期のお正月だからこそ、インパクトのあるキャンペーンで新規開拓を狙うのだ。広告表現としては残念ながら商売繁盛まっしぐらで、デザインやコピーにお正月気分の欠片も表現されていない。エンターテインメントを扱う企業にしては、味気ない。

食卓に世界遺産。グラスにエビス。 (SAPPORO)

食卓に世界遺産。グラスにエビス。
(12月26日 SAPPORO 新聞15段広告)



モンドセレクション受賞関連は盛況だが、和食の無形文化遺産登録関連はそれほどでもない。商品が評価されるモンドと違って、世界遺産に便乗しても企業や商品のイメージアップにはつながり難いのかな。そんな中で出た、エビスビールの和食無形文化遺産登録のお祝い広告。プレミアムビールの代名詞と言える恵比須だからこそキャッチフレーズに説得力がある。

体も気分もスッキリ爽快! (VENTUNO)

体も気分もスッキリ爽快!
(12月23日 VENTUNO 新聞15段広告)



便秘の悩みを改善、さらに酵素配合でパワーアップした『快朝酵素』。キャッチフレーズをはじめ、スッキリする言葉の山盛り広告だ。『快朝酵素』で毎朝自然にスッキリ!、自然にスルスル~、『快朝酵素』でポッコリがスッキリ!!、話題の酵素でスッキリしながら健康実感!、毎朝スッキリ スル~・・・・・。論外のクオリティーで、三流の企業イメージを印象づけるが、スッキリが伝われば商品は売れる目論見。企業や商品への信頼性は、新聞に載ることでクリアしているのだ。

世界を、獲るもの。 (OLYMPUS)

世界を、獲るもの。
(12月21日 OLYMPUS 新聞15段広告)



世界を獲る本田圭佑がカメラで世界を獲る、OLYMPUS OM-Dの広告。ボディーから性能まで、本田にオーバーラップして商品が登場。本田を世界最高峰と謳いあげることで、商品を世界最高峰へ押し上げている。嘘はついていない。商品が世界最高峰だとは一言もいっていないから。

時は、止められる。 (Canon)

時は、止められる。
(12月20日 Canon 新聞15段広告)



一眼レフ/ミラーレスカメラ EOSM2。高速化オートフォーカスでシャッターチャンスに強いだけでなく、イメージした絵を創れるようにフォーカスエリア拡大などの機能が進化したそうだ。
「時は、止められる。」というキャッチフレーズはカメラの広告としては使い古された印象だけど、シャッタースピードを競った昔とは全く世界が違う。

満員電車に、新聞を読む自由を。 (Google)

満員電車に、新聞を読む自由を。
(12月18日 Google 新聞15段広告)


新聞紙面の左下に原寸大の「nexus7]を置いて、一目で大きさを比較させるデザイン。タブレットはiphoneに比べるとかなり大きいので、新聞紙との比較でコンパクト感を演出。さらにタブレット画面に文字ではなく映像を写すことによって、きれいさや見やすさを訴求している。

高橋をうならせたら50万。 (高橋書店)

高橋をうならせたら50万。
(12月16日 高橋書店 新聞15段広告)



第18回手帳大賞の応募案内広告で、第17回の大賞作品「本当にいいものは みんなタダでできているねー。』などを発表している。これにうなった高橋にウナル人もいるのでは?

ふりかえると、毎日がパーティでした。 (kikkoman)

ふりかえると、毎日がパーティでした。
(12月15日 kikkoman 新聞5段広告)


「100年の恋は、しょうゆの味がする。」シリーズ。今回は、ケンカした日、転んだ日、笑った日からお嫁にいく日まで、半生を彩る思い出の料理を陳列。毎日がパーティーというキャッチフレーズと共に、毎日の食卓に欠かせない醬油の存在感をアピールしている。
いきなり商品特長を押し売りしても興味を持ってもらえない、共感を得る話題づくりをしてから商品をさりげなく紹介。人間性重視の企業イメージを大切にすることが、商品への安心感につながるのだ。

日本の食生活を、お椀の中から・・・ (タケヤみそ)

日本の食生活を、お椀の中から守りたい。
(12月14日 タケヤみそ 新聞突出し広告)


和食はカラダに良いと言われ健康食のイメージが定着する中、ユネスコの無形文化遺産登録により日本文化のひとつとして再認識、注目が集まっている。
キャッチはお椀の中から・・・・・と言っているが、そんなに遠慮することはないのだ。味噌は日本食文化の代表的なカテゴリーである。小さなお椀から飛び出して欲しい、そんなことを考えさせる広告である。

「バリスタ」で年末年始が盛り上がる!! (NESTLE)

「バリスタ」で年末年始が盛り上がる!!
(12月12日 NESTLE 新聞7段広告)



簡単に5種類のコーヒーメニューが楽しめるコーヒーメーカー「バリスタ」のお正月向け広告。レギュラー広告のキャッチフレーズ差し替えバージョンだが、年末年始というキーワードが引き付ける。
お正月を家でのんびり過ごす人に、7980円という価格は魅力的。さらに特典を付けて購買欲を煽っている。商品力・価格力・購買タイミングの3拍子に加えて、お買い得感の演出。お見事!!

東芝の太陽光は ひと足早く・・・・(TOSHIBA)

東芝の太陽光は ひと足早く、2020年へ。
(12月11日 TOSHIBA 新聞半7段広告)



最大出力250Wで、変電効率2020年基準をクリアしたそうだ。キャッチフレーズの横から美女が呼びかけるビジュアルは久しぶり。東芝住宅用太陽光発電システムという商品名は固すぎ。広告が古臭いと、世界一の最新商品でさえも一昔前の印象を与える。

未来がはじまるよ。 (高橋書店)

未来がはじまるよ。
(12月10日 高橋書店 新聞全5段広告)



そろそろ来年の手帳を準備し始める時期に、『手帳は高橋』の広告。キャッチフレーズは新しい手帳を手にした時の気分を表現し、ビジュアルの「今でしょ」の先生は黙っていても「今でしょ」と言っているようだ。応援メッセージを贈りながら、ポジティブ=手帳という商品の必要性を発信している。

人を想うカタチへ。・・・・・ (TOSHIBA)

人を想うカタチへ。人に愛されるカタチへ。
(12月8日 TOSHIBA 新聞全15段広告)



『人を想うプロジェクト』のデビュー広告。新しいコンセプトで新しい付加価値を持った商品群を形成し、市場での差別化を図っている。商品写真を見た限りでは、モダンなデザイン以外の特長は伝わってこない。新しい発想の機能やデザインをわかりやすく解説する展開に期待したい。

冬を頑張る人に暖かさを。 (UNIQLO)

冬を頑張る人に暖かさを。
(12月6日 UNIQLO 新聞全15段広告)



世界14の国と地域で10万人にヒートテックを届けた「世界応援プロジェクト」。パリ、ニューヨーク、岩手など、世界中のヒートテック着用感が紹介され、商品力の高さをアピールしている。社会貢献という大前提を掲げることで、企業や商品への親密性が深まり、絆を感じさせることが可能になるのだ。

L-92乳酸菌配合のアレルケア・・・・・ (CALPIS)

L-92乳酸菌配合のアレルケア 200万個突破の理由。
(12月4日 CALPIS 新聞全5段広告)



乳酸菌研究の過程で発見した「L-92乳酸菌」。体の中から強くする働きがあるそうだが、体のどこに作用して効果を発揮するのか不明だ。説明不足は気になるもののL-92というレア感のあるネーミング、カルピスへの信頼感と200万個突破という実績が、そんな疑問を吹き飛ばすのだ。

おもちゃを買っておもちゃを当てよう! (協賛各社)

おもちゃを買っておもちゃを当てよう!
(12月3日 エポック社 セガトイズ タカラトミー バンダイ トイカード 新聞全15段広告)



こども商品券加盟店での買い物レシート(500円分以上)で応募、抽選でおもちゃや商品券が当たるキャンペーン。全国の加盟店名が掲載されているが、文字が小さすぎて近所のおもちゃ屋を確認するのに苦労する。地域ごとに版を切り替えたら、もう少し大きな文字で見やすくなったはず。応募を増やしておもちゃ商戦を盛り上げるつもりなら、キャンペーンの入り口である販売店情報はWebでのフォローに頼らず大切に扱うべきだ。

やるしかないから、やるしかない。 (マイナビ)

やるしかないから、やるしかない。
(12月1日 マイナビ 新聞全15段広告)



ナーバスな気分の学生の本音を言葉にすると、こんなキャッチフレーズになるのかもしれない。ボディーコピーではポジティブな考え方への転換が試し見られているが、結局頑張るしかないのだ。
本音で共感を呼び、発想の転換でやる気を出させるつもりだろうが、この広告で就活の大変さを再認識したり、就職のハードルが上がったように思えるのだが。