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くちベタな僕の気持ちです。 (FOREVERMARK)

くちベタな僕の気持ちです。
(11月29日 FOREVERMARK 新聞全5段広告)



『世界でいちばん大切な人』をコンセプトにしたダイヤモンドの広告。男性を楽にしてくれるキャッチフレーズで、商品が気持ち以上のものを伝えてくれそうな期待感を持たせている。
ただ言葉に生活感が滲んで、宝石としての高級感は表現されていない。投影しないと見えない個別認証ナンバーという特長があるのだから、特別・格別な表現で商品の魅力を伝えるべきなのでは。

触れる、目覚める。 (Nikon)

触れる、目覚める。
(11月28日 Nikon 新聞全15段広告)



デジタル一眼レフカメラ『Df』。フィルム時代を思わせるメカニカルなデザインに、ハイスペックなデジタル機能を搭載。「触れる、目覚める。」というキャッチフレーズが、カメラを手にしたい気持ちを盛り上げる。
広告のレイアウトやキャッチ、ボディーコピーなどベタな感じでカッコイイとは言えないが、商品そのもの魅力は伝わってくる。

カラダ強くするヨーグルト・・・ (森永乳業)

カラダ強くするヨーグルト新発売!
(11月26日 森永乳業 新聞全5段広告)



宅配専用商品の『カラダ強くするヨーグルト』。ラクトフェリン、ビフィズス菌BB536、モラック乳酸菌という三つの健康維持成分を配合。名前だけでも体に効きそうな感じだが、その感覚だけで十分と考えたのか成分の詳しい説明はない。
宅配専用に開発されたという表現がないので、商品名を変えて店頭に並ぶ姿が目に浮かぶ。牛乳配達屋さんを応援するのなら、ベタでもいいからもっと親切・丁寧な広告作りが必要だ。

選びぬかれた乳酸菌。 (meiji)

選びぬかれた乳酸菌。
(11月25日 meiji 新聞突出し広告)



ふたつの乳酸菌を並べて、それぞれリスクと戦う乳酸菌、強さをひきだす乳酸菌として特性を強調している。「リスクと戦う」「強さをひきだす」というのは、結局同じ事の様に思える・・・・・。ふたつの違いについての説明がなくて釈然としないままのメディアミックス展開だが、他社商品との差別化はしっかりと図れている。

その手から、どんな香りを・・・・・ (ユースキン製薬)

その手から、どんな香りを感じますか。
(11月24日 ユースキン製薬 新聞全15段広告)



”がんばる手にありがとう”シリーズ、今回のテーマは香り。花屋さん、焼き鳥屋さん、パン屋さんなどの働く手が登場。毎回テーマを変えて多様なシーンを表現し、様々なターゲットにアピールしている。
生活感のある広告は、商品との親密性を高め、店頭で迷った時に選びやすくする効果を期待できるのだ。

マネのできない掃除力。 (iRobot)

マネのできない掃除力。
(11月23日 iRobot 新聞全5段見開き広告)



横たわるトータス松本が、ペットを見つめるようにルンバに微笑みかけている。5段見開きワイドでなければできないレイアウト。そして、日本と世界で売り上げ№1のロボット掃除機だからこその愛されるシチュエーションだ。
「部屋の広さや汚れ具合に合わせて、考えながら掃除する。入り組んだ家具の足まわりや・・・・・・」というボディーコピーを読むと愛されて当然のロボットなのだ。健気なルンバと文句の多い掃除下手なマダム、共に暮らすならどっちが快適?社会進出したくない女性の居場所を奪うのではないかと余計な心配が芽生えてくる。

安全を想うとき、スバルは・・・ (SUBARU)

安全を想うとき、スバルは空を見上げる。
(11月22日 SUBARU 新聞全15段広告)



ボディーコピーを読んでスバルが飛行機メーカーをルーツに持つことを知るまでは、キャッチフレーズの「空を見上げる」というワードや荒涼としたビジュアルから受ける第一印象は、無力感だ。
明るく・楽しく・カッコよく見せたがる他社とは一線を画し、どこまでも個性的なのがスバルらしさなのかも知れない。広告的とは言えないけれど、知る人ぞ知るスバルなのだ。

いただきます、日本のごちそう。 (全農)

いただきます、日本のごちそう。
(11月20日 全農 新聞全15段広告)



2013年11月、全農から、新たなブランド「いただきます、日本のごちそう 全農 ZEN-NOH」が誕生するそうだ。これがブランド名だ、という紹介の言葉がないのでわかり難いけれど。
ボディーコピーに御馳走の由来が書いてあるけれど、最近の朝ドラで見たのと同じなので2番煎じになってしまっている。
紙面にはレトルトパックやハム、皿に盛られたハンバーグなどが賑やかに並べられているが、商品の魅力は表現されていない。バラエティーの豊富さを伝えるのなら、見せ方を整理する必要がある。
結局、商売下手を宣伝する広告になってしまったのでは?

出水酒造新工場、・・・・・完成。 (出水酒造)

出水酒造新工場、鹿児島県出水市に完成。
(11月18日 出水酒造 新聞全30段広告)



酒どころ出水市の天然水を活かした酒造り、最先端の生産設備と伝統の技の継承、肝心の焼酎は鉄人シェフの坂井広行氏が登場して美味しさ、この三つにポイントを絞って手短にアピールしている。
工場完成を機会に全国の販売店を招待して、販売チャネルを増やす狙いでしょうか。そのための全国紙、30段というビッグスペースなのでしょう。来てのお楽しみといったところで、新工場の詳細は見せていない。

小さい浮遊物ほど、脅威は大きい。 (Blueair)

小さい浮遊物ほど、脅威は大きい。
(11月16日 Blueair 新聞全5段広告)



キャッチを読むだけで、危機感を感じて空気清浄機の必要性を納得する。『「インフル0.1」対応はブルーエアー空気清浄機』というフレーズで、競合商品を押しのけて第一候補になる。『世界一頼れるスピード空気清浄機』という言葉で、とどめを刺されるのだ。
本体と同時に購入すると、交換用フィルターが50%OFF。本体の価格もフィルターの価格も表示されていないが、お買い時感を創出している。

誰も作らなかったカメラ。 (SONY)

誰も作らなかったカメラ。
(11月15日 SONY 新聞全15段広告)



世界一コンパクトなボディーに一眼レフのクリエーティブ機能を凝縮したカメラ、α7。ミラーレス一眼として世界初のフルサイズセンサーを搭載している。機動力と高画質の両立はどのメーカーも追及しているが、世界最小・最軽量のフルサイズ一眼として新しい可能性を拓くそうだ。
「誰も作らなかった」と、使いこなせないほどのハイスペック自慢で、マニアをひきつけている。

グループ総売上高9.8兆円。・・・・・ (セブン・イレブン・ジャパン)

グループ総売上高9.8兆円。世界52,000店舗。
(11月14日 セブン・イレブン・ジャパン 新聞全30段広告)



創業40周年を迎えたセブン・イレブン。企業の売上高や店舗数を投資家等にアピールする傍ら、記念プレゼントキャンペーンで感謝をカタチにしている。
企業規模など、成果を大声で叫ぶストレートな広告が、スケール以外の長所を隠して金儲け第一主義という印象を与える。

気休めですか?本気ですか? (バスクリン)

気休めですか?本気ですか?
(11月12日 バスクリン 新聞全15段広告)



有効成分生薬100%の薬用育毛剤「髪姫」。世界で初めて、毛髪強化に関わる三つのタンパク質を同時に増加させることを確認したそうだ。
「気休めですか?・・・・・・・」のキャッチフレーズは、商品の効力が他ブランドよりも勝ることをアピールしている。

その手から、どんな音が・・・ (ユースキン製薬)

その手から、どんな音が聴こえますか。
(11月10日 ユースキン製薬 新聞全15段広告)



あかぎれ・しもやけの季節を迎えて、毎年恒例のユースキンAの広告。今年はピアノの調律、美容師、大工、調理師など、働く手が奏でる音をテーマにしている。
医薬部外品なので、効くとは言えない。だから「がんばる手に、ありがとう。」というサブフレーズをはじめ、手に対するねぎらいといたわりのメッセージで、商品への親密感を生み出している。

愛用歴3年、私とヒートテック。 (UNIQLO)

愛用歴3年、私とヒートテック。
(11月8日 UNIQLO 新聞全15段広告)



テニスプレーヤーの錦織圭が登場するプレステージ広告。タレントの威光を借りるというより、進化するイメージがマッチしている。
「11年目のヒートテック。その進化は終わりません。」というフレーズ通りの開発力が、商品への期待感を高め、定番商品のマンネリ化を防いでいる。

これからのスマホは、二兎を追え。 (NTTdocomo)

これからのスマホは、二兎を追え。
(11月7日 NTTdocomo 新聞全15段広告)



 世界最速の受信スピードと3日間を超えるスタミナバッテリー。ふたつの長所を備えたので、「二兎」ということになったのでしょうが、スピード&スタミナという商品メリットを表現しているわけではないので、唐突な感じが否めないのだ。

暮らしを乗りかえよう。 (NISSAN)

暮らしを乗りかえよう。
(11月6日 NISSAN 新聞全5段広告)

100%電気自動車「日産リーフ」の広告。車を乗り換えることでいちいち暮らしに変化があっては困るのだが、「リーフ」の場合は環境破壊生活から地球共存生活へと大転換するのだ。

恋人が最後に贈るもの。 (GINZATANAKA)

恋人が最後に贈るもの。
(11月5日 GINZATANAKA 新聞全15段広告)

エンゲージリング「プレシューズ」の広告。ビジュアルは名作?「パリ市庁舎前のキス」を使っているが、無い方がキャッチフレーズの世界観は広がる気がする。

いいものは、変わらない。ただ、・・・・・ (Yakult)

いいものは、変わらない。ただ、進化し続けるだけ。
(11月4日 Yakult 新聞全15段広告)

1935年の誕生以来、ガラス瓶からプラスチック容器へ、特定保健用食品認可へ、世界市場へ・・・・・と進化?を主張。今回の進化?は、乳酸菌シロタ株を150億個から200億個に増量、商品名もNewヤクルトへ。いいものは変わらず、今日も進化の途中だそうだ。

ユニクロはなぜ、・・・・・(UNIQLO)

ユニクロはなぜ、カシミヤ100%セーターを
5990円で提供できるのか。
(11月2日 UNIQLO 新聞全15段広告)

希少で高級品と言われるカシミヤを安価で提供することで、企業努力を評価する人がいれば品質を疑う人もいる。キャッチフレーズは品質に関して、努力の成果としての自信をアピールしている。
”高くて良いものなら誰にでもつくれます”と言い切るボディーコピーの一行が、ユニクロのポリシー語り、さらに商品の品質の高さを印象付けています。

11.1 ヘーベルハウス自由化 (AsahiKASEI)

11.1 ヘーベルハウス自由化
(11月1日 AsahiKASEI 新聞全30段広告)

見開きの大きなスペースに自由の女神の顔と自由化のキャッチフレーズ。インパクトは十分で、何事か?と引き付ける。
昨年の40周年を機会に、これまでの制約や常識から自由になるため、すべてを見直したそうだ。何かをやってくれそうな「NEXT HEBEL HAUS」への期待感は、とりあえず生まれたのだ。