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母になって わかること (kowa)

母になって わかること
(12月19日 kowa 新聞半5段広告)

乾燥肌の治療薬 32年目のケラチナミンコーワ。過酷な主婦業に耐え続け、家族をふんわりやさしく包む母の手の必需品であることを、キャッチフレーズで想像させ、32年という実績で証明している。

最後の瞬間まで、健康なままで。・・・ (FANCL)

最後の瞬間まで、健康なままで。
ファンケルは、病気を予測して予防する、新しい挑戦をはじめます。
(11月25日 FANCL 新聞全15段広告)

企業メッセージ『最後の瞬間まで・・・・・・・』は、紙面の下部にどっしりと配置。最後の瞬間まで・健康・予防・・・・・ユーザーの夢を具現化するようなキーワードを並べて、企業への期待感を高めようとしている。メインキャッチは「サプリメントで病気を治すことはできない。でも、病気を防ぐことならできるかもしれない。」で、ビジュアルに溶け込むように小さな文字で、扱う商品とその役割を紹介。遠慮がちなコピーが、挑戦する企業の言葉を着地させている。

夢よ、もう一階。 (積水ハウス)

夢よ、もう一階。
(11月6日 積水ハウス 新聞全15段広告)

「家に帰れば、積水ハウス。」シリーズ。通し柱不要という構造により設計上の独立性が高く、自由なプランの3・4階建てが可能だそうだ。キャッチフレーズは、韻を踏んだ面白さというよりも二階建てでは実現しきれない住まいへの夢を喚起させている。

原寸大。原寸細!原寸薄! (Zoff)

原寸大。原寸細!原寸薄!
(11月1日 Zoff 新聞全15段広告)

スーパーエンジニアリング・プラスティックというたいそうな名前の素材と、デザイン力の集大成。細さ3.25㎜・薄さ1.87㎜・軽さ6.5gで、ゾフ史上最高の快適な掛け心地だそうだ。キャッチと共に実際の商品を見せているので、メッセージが明確!ストレートでインパクトの強い広告になっている。

・・・・・「ワンランク上の紅茶体験」を。 (LIPTON)

サー・トーマス・リプトンで「ワンランク上の紅茶体験」を。
(10月18日 LIPTON 新聞全15段広告)

「茶園から直接ティーポットへ」と創業者のこだわりを紹介することで、高品質を説明。その上で、さらにこだわったプレミアムシリーズ アールグレイとダージリンを登場させて、ワンランク上の上質をアピールしている。

ガソリンは、あたえないでください。 (MINI)

ガソリンは、あたえないでください。
(9月19日 MINI 新聞全15段広告)

クリーン・ディーゼルのミニクーパーがデヴュー。セールスポイントは、「燃費がよくて、力持ち。」だそうだ。ビジュアルは、土煙をあげるミニがまるで猛獣のようで、パワフル感が十分表現されている。さらに「ガソリンは、・・・・・。」というキャッチが、猛獣感を強めながらユーモラスにディーゼルの特性を伝えている。

カルピス社のニュースな乳酸菌 (CALPIS)

カルピス社のニュースな乳酸菌
(9月18日 CALPIS 新聞全15段広告)

カルピス研究所が確認したL-92乳酸菌とプレミアガセリ菌の最新情報を発表。L-92乳酸菌は、免疫細胞を活性化し、インフルエンザ予防効果があるそうだ。プレミアガセリ菌は、腸から脳に働きかけて、便通改善の効果があるそうだ。キャッチフレーズで「カルピス社のニュースな・・・」としたことで、強い独自性を印象付けている。

ジーンズのユニクロの本気。 (UNIQLO)

ジーンズのユニクロの本気。
(9月12日 UNIQLO 新聞全5段広告)

昔ながらのシャトル織機を復活させて、手間ひまかけて『赤耳デニム』を織り上げたそうだ。機能性だけではない、ジーンズ本来の魅力を再現したのだ。いきなり「ジーンズのユニクロ」と言われてもピンと来ないが、ボディーを読めば「反感」は「称賛」にひっくり返る仕組みになっている。

ちょっぴり、しっかり、たっぷり。 (はごろもフーズ)

ちょっぴり、しっかり、たっぷり。
(9月10日 はごろもフーズ 新聞全7段広告)

炊きたてのこしひかりを手軽に食べられる「パパッとライス」。いままでの200gパックを100gづつ小分けにして、ちょっぴり食べたい人からたっぷり食べたい人まで、人それぞれの食スタイルに応えている。さらに離れて暮らす家族への宅配便を用意して、ターゲットや用途を広げている。

なぜ、ニオイノンノが・・・・・ (株式会社フローラ)

なぜ、ニオイノンノが日本全国のホテルで使われているのだろう?
(9月5日 株式会社フローラ 新聞5段広告)

純植物性の消臭液「ニオイノンノ」。キャッチフレーズの『日本全国のホテル』というワードで、商品の効力と信頼性を印象付けようとしている。知名度の低い企業と商品の場合、実績をアピールして市場での認知を図るが、広告の信頼性を高めるためには、『日本全国のホテル』を裏付けるデータが必要だ。

これがあれば、サラダは出かけられる。 (kewpie)

これがあれば、サラダは出かけられる。
(9月3日 kewpie 新聞5段広告)

一人分のパウダードレッシング、「彩りプラス+」。アウトドアや一人暮らしなど用途は色々想定されるが、消費のリーダーでありボリュームゾーンでもあるOLに向けて、『お弁当のサラダにちょうどいい』とアピールしている。

3000万本の大人気!なぜなら、 (SAPPORO)

3000万本の大人気!なぜなら、
(8月31日 SAPPORO 新聞15段広告)

昨日のティーザー広告のアンサー編。なぜなら、と最大訴求点(プリン体ゼロ、糖質ゼロ)に加えて、のどごしと後味のよさをアピールしている。売れ行き好調!大人気を連呼しながら、ターゲットの興味を逃すことなく「ブレークの追い風」を2日間続けて吹かせている。

3000万本の大人気!なぜだ? (SAPPORO)

3000万本の大人気!なぜだ?
(8月30日 SAPPORO 新聞15段広告)

なぜだ?と疑問を投げて、「理由は明日!」と焦らして興味をつなぐティーザー広告。サブフレーズで「世界初!2つののゼロは、極ゼロだけ!」と答の一部を明かすことで、商品の最大訴求点以外の魅力をアピールしている。

・・・朝刊で、愛する人にプロポーズ・・・ (ドラ朝日)

朝日新聞の朝刊で、愛する人にプロポーズしませんか?
(8月9日 ドラ朝日 新聞15段広告)

8日・9日の2日間に及ぶ、ドラえもん新作映画+新聞社+企業各社とのタイアップキャンペーン。本日の広告は、映画と同じく未来に踏み出す勇気をテーマにした企画。プロポーズを考えている人や夫婦生活を経てあらためてプロポーズしたい人などの中から一人の人に、全面広告?を提供するそうだ。

酒場はどこだ? (プレジデント社)

酒場はどこだ?
(8月7日 プレジデント社 新聞突出し広告)

お酒情報紙「ダンチュウ 9月号」の広告。ラテ面縦長スペースに、横型広告をそのまま倒して配置。活字が整然と並ぶ紙面で、ホワイトスペースが目を引き、周辺を無視したキャッチの文字並びが、雑誌の独自性を伝えている。

すでに一万人を超える・・・ (三菱UFJ信託銀行)

すでに一万人を超える祖父母さまが、お孫さんのためにはじめています。
(7月28日 三菱UFJ信託銀行 新聞全5段広告)

孫への教育資金の贈与が非課税になる、教育資金贈与信託 まごよろこぶ。管理手数料が無料(代わりに配当額から信託報酬を引かれる)、元本保証、期間は孫が30歳になるまでなど、安心が売り物の商品だ。可愛い孫とふれあえる夏休みは、祖父母にお金の使い道を案内する絶好のチャンスなのだ。

ふとんの掃除に必要なのは、・・・・ (raycop)

ふとんの掃除に必要なのは、吸引力だけではありません。
(7月26日 raycop 新聞全5段広告)

干すより、キレイ。ふとんクリーナー「レイコップ」。ふとん掃除のライバルである掃除機との比較によって、重さ・形状・吸引力・光クリーンメカニズムという商品の優位性をアピール。ふとんクリーナーの必要性を啓蒙している。

ユニクロは、快適なまま、整える。 (UNIQLO)

ユニクロは、快適なまま、整える。
(7月25日 UNIQLO 新聞全5段広告)

COMFORT BEAUTY WEARは、締め付けたり抑え付けたりしないで、すっきりとしたボディーラインをつくるそうだ。キャッチフレーズは、商品特長をシンプルに表現して、他社に無い優位性をアピールしている。

・・・・・プロが認めたWおどり炊き (Panasonic)

日本各地の 食のプロが認めたWおどり炊き
(7月19日 Panasonic 新聞全5段広告)

可変圧力と高速交互対流という二つの力で、米を躍らせ、熱効率を高める「Wおどり炊き」。おどり食いのように活きのいいおいしいごはんをイメージさせるネーミングで、この商品の魅力を増幅させている。

ヨーグルトを「何」で選んでますか。・・・ (フジッコ)

ヨーグルトを「何」で選んでますか。
(7月16日 フジッコ 新聞全15段広告)

長寿の人が多く暮らすグルジア発祥、カスピ海ヨーグルト。純正のクレモリス菌FC株で作る品質、北海道生乳100%使用、濃厚な味わいと独特のねばり、などの特徴を紹介している。
ヨーグルトという分野で、フジッコのブランド力は弱い。だからキャッチフレーズでは、ブランドではなく商品で選んでもらえるようにアピールしている。

万一の時、面倒な・・・ (三菱UFJ信託銀行)

万一の時、面倒な相続手続きなしに
ご家族がお金を受け取れる口座です。
(7月14日 三菱UFJ信託銀行 新聞全5段広告)

相続型信託「ずっと安心」は、事前に受取人を指定して、必要な時にお金を受け取れる商品。信託金額は、200万円~3000万円、信託期間は5年~30年、元本保証。管理手数料無料をアピールしているが、信託報酬という名目で銀行の利益はしっかり確保するシステムになっている。元本保証を考えれば、たくさん預けた方が得?みたいだ。さて、タンス預金を引き摺り出せるかな。信託代理店として三菱東京UFJ銀行でも設定可能。

一人ひとりの感動を届ける・・・・・ (Microsoft)

一人ひとりの感動を届けるクラウドがある。
(7月10日 Microsoft 新聞全15段広告)

国内最大級のコンテンツ数を配信するエイベックス「dビデオ」。約20,000タイトル、9,2000本のバックヤードを、マイクロソフトのクラウドサービス「Microsoft Azure」が担っているそうだ。
この広告のターゲット株主様へ向けて、企業の社会的な意義と貢献、活動領域の広さをアピールしている。

声のチカラ。 (NTTdocomo)

声のチカラ。
(7月5日 NTTdocomo 新聞全15段広告)

通話音質の最先端「VoLTE」。音質が良いので、『声のチカラ』が届きやすいとまでは言っていないが、そう思わせる広告だ。カケホーダイとVoLTEという新サービスをしつこく訴求することで、他社との差別化を図っている。

えっ?豆腐にうすくち? (ヒガシマル醤油)

えっ?豆腐にうすくち?
(7月3日 ヒガシマル醤油 新聞全5段広告)

うすくち醤油が好きな人は、冷奴にもうすくち醤油が当たり前。だから、キャッチフレーズのように豆腐+薄口醤油の意外性を狙っても空振りの感があるのだ。
「これからは、豆腐にもうすくち」という提案型のコピーなら趣旨が伝わりやすい。商品は原料にこだわり手間ひまかけて作られるそうだから、贅沢なうすくちをアピールすべきなのでは?

一人に。世界に。 (三菱電機株式会社)

一人に。世界に。
(7月1日 三菱電機株式会社 新聞全15段広告)

”Changes for the Better”をスローガンに、青から情熱の赤へ、MITSUBISHIからMITSUBISHI ELECTRICへ、ロゴが変わるそうだ。
キャッチフレーズ「一人に・・・・・・・」は、身の回りから宇宙までというほどの大きなフィールドを表現。「新しい三菱電機が始まります。」というフレーズで締め括っている。
企業が描く未来像を見せてくれないので、一般市民に期待感は湧いてこない。しかし幅広い分野での活躍をアピールして、上げ足を取られないように?なのか無難にまとめてあるので、武骨な安定感が株主を喜ばせることでしょう。

作ビートたけし×画さくらももこ×Calbee (カルビー)

作ビートたけし×画さくらももこ×Calbee
この夏、カルビーの広告が変わります。おたのしみに
(6月30日 カルビー 新聞全15段広告)

ビートたけしとさくらももこの名前で、期待感を高めるティーザー広告。50周年を迎えたかっぱえびせんが、次の50年に向けて動き出すそうだ。「ほら、やめられない、とまらない!」というお決まりのフレーズを使っていることで、変わるのではなく、おいしく!楽しく!進化するイメージが伝わってくる。

飛んでる空が、ちょっと短い。 (FINNAIR)

飛んでる空が、ちょっと短い。
(6月28日 FINNAIR 新聞全5段広告)

フィンランドを拠点とする航空会社、フィンエアー。フィンランドらしくビジュアルには、ムーミンが登場している。ヨーロッパへ最短最速が他社との差別化ポイントだが、「飛んでる空が、・・・・・。」のキャッチフレーズは優位性アピールを少し控えめにすることで、それだけしかない航空会社のイメージ定着を防いでいるようだ。

40年前の今日、詰め替え化粧品が・・・ (ちふれ)

40年前の今日、詰め替え化粧品が誕生。
(6月25日 ちふれ 新聞全15段広告)

高度経済成長で使い捨てが当たり前だった時代に、もったいないという女性の声に応えて『詰め替え』を発想したそうだ。今となっては『詰め替え』のパイオニアであり、『詰め替え』という考え方と女性の気持ちに応える姿勢が会社のポリシーとなっているそうだ。

合成洗剤をやめて、無添加・・・ (シャボン玉石けん)

合成洗剤をやめて、無添加石けんに切り替えた会社。
それが、シャボン玉石けんです。
(6
月23日 シャボン玉石けん 新聞全15段広告)

合成洗剤から無添加に切り替えて、40周年を迎えたそうだ。合成洗剤を止めるに至ったエピソードを紹介し、今も変わらない製法や安全な石けん作りへの精神をアピールしている。
「健康な体ときれいな水を守る。」というスローガンと共に、訴求点を『無添加』に絞ったことで伝わりやすい広告となっている。

もう、ルンバするしかないでしょう。 (iRobot)

もう、ルンバするしかないでしょう。
(6月20日 iRobot 新聞全15段広告)

吸引力が5倍になって、バッテリーの寿命が3年伸びたRoomba800。いまなら夏のパワフルキャンペーンの特典付きで、「もう、買うしかないでょう」と購買意欲を盛り上げている。
しかし、ルンバが活動するには障害物が多すぎる日本の住宅事情や四角い部屋を丸く掃きそうなルンバの形状という問題点に、正面から向き合ってほしいのだが・・・・・。

「暑い」「寒い」の小競り合いは、・・・ (MITSUBISHI)

「暑い」「寒い」の小競り合いは、もういりません。
(6月17日 MITSUBISHI 新聞全5段広告)

三菱電機ビルテクノサービスは、オフィス全体の温度をグループごとにコントロールして、冷え過ぎを防いだりして省エネに貢献するそうだ。キャッチフレーズは「・・・・・は、もうありません。」と断言しているようだが、実は「・・・・・は、もう嫌だ。」という社員のつぶやき言葉という逃げ道をつくり、誇大広告になるのを避けている。

・・・・・うれしい5→3 (TOYOTA)

これから車を買いたい方に 
うれしい5→3ゴーサイン
(6月15日 TOYOTA 新聞全15段広告)

自動車取得税が5%から3%へ軽減されたことを受けて、人気車の得する額を提示している。クルマの総額から考えると大した額ではないが、値段交渉が有利になると言われる7月に向かって追い風であることは確実。5→3の数字は、値引きへの期待感を高めているのだ。

世界初 アイスシャーベットパンツ・・・ (ビースリー)

世界初 アイスシャーベットパンツ誕生
(6月13日 ビースリー 新聞全15段広告)

生地が肌に触れる度にひんやり感じる「アイスシャーベットパンツ」のデビュー広告。新発想の糸・織・加工から生まれたストレッチパンツで、、体を冷やすのではなく「ひんやり感じる」接触冷感なので、冷えすぎることもないそうだ。ネーミングはわかりやすいが、名前ほどは冷えなさそうなのでガッカリ?

便秘薬はいつ効いてくるか・・・・・ (イチジク製薬)

便秘薬はいつ効いてくるか分からない
と思ったことはありませんか?
(6月12日 イチジク製薬 新聞全5段広告)

「イチジク浣腸」は、薬液を入れてから3分~10分待った後、便意を促進するそうだ。いつ効いてくるかわからない便秘薬に比べると、タイミングをコントロールできると主張している。
キャッチフレーズは便秘に悩む人の不安に応えるアプローチで、即効性がありそうだ。便秘薬への配慮をやめたのか、すっきりした広告だ。

「創エネ」だけじゃない、・・・・・ (SHARP)

「創エネ」だけじゃない、「蓄エネ」がふつうの時代へ。
さあ、シャープと始めませんか。
(6
月8日 SHARP 新聞全15段広告)

クラウド蓄電池の広告だけど、別売のクラウドHEMSとの組み合わせで高効率な蓄電・放電のマネジメントが可能になるらしい。で、メインのクラウド蓄電池とは・・・・・。老年のサユリストにはしとやかな吉永小百合のポートレートで十分なのでしょうが、広告の効率はどうなのでしょうか?

やる気だけでは農家になれない。・・・(JAグループ)

やる気だけでは農家になれない。JAがあったから、夢はかなった。
(6
月6日 JAグループ 新聞全15段広告)

紛らわしいキャッチフレーズで、JAは農業後継者の育成などを行う法人には出資したが、新規就農者に出資するという話ではないみたいだ。
JA出資型農業法人の研修センターでは、農業技術を教え、独立営農をサポート。新規就農者を支援したり、遊休農地の活用などで、地域農業の発展に貢献しているそうだ。大組織の○○法人というと天下り用のイメージが強いが、地域社会への貢献を謳うことで、健全性をアピールしているのかな?

たとえば、歯みがき粉を食品・・・ (シャボン玉石けん)

たとえば、歯みがき粉を食品だと考えてみる。
(6
月4日 シャボン玉石けん 新聞全15段広告)

本日は、虫歯予防デー。シャボン玉石けんは、虫歯予防だけでなく、体への安全性を見直した歯磨き粉「せっけんハミガキ」を提案している。着色料ゼロ、防腐剤ゼロ、合成界面活性剤ゼロで、無駄に泡立ちすぎずブラッシングしやすいそうだ。キャッチの「・・・・・食品だと考えてみる。」は、意外性と説得力のあるフレーズだ。

英語の日が訪れた・・・・・(Speed Learning)

英語の日が訪れた その日あなたはどう反応するのか
(6
月1日 Speed Learning 新聞全5段広告)

ショッキングな見出しを詰め込んで興味を引く、週刊誌風デザインの広告。週刊誌を真似るのだから、嘘でなければ多少の誇張やクサイ言い回しが気にならなくなる。さらに、言いたいことをたくさん表現できる。いいこと尽くめの週刊誌風広告だが、欠点は信頼性や説得力に欠けること。商品の知名度に自信が無ければ、やってはいけない広告だ。

なかなか落ちない 年齢太り。 (LION)

50代、60代・・・なかなか落ちない 年齢太り。
(5月28日 LION
 新聞全15段広告)

ダイエットをサポートするタンパク質「ラクトフェリン」の通販キャンペーン。ぽってりとしたお腹のビジュアルで興味を引き、『なかなか・・・・・・年齢太り』のキャッチフレーズで共感させて、『初回限定半額キャンペーン』の告知で、気分を煽って購買意欲を高める。よく整理されたスピード感のある広告だ。ただし、「ラクトフェリン」の働きについては説明不足かな?

”みんなの欲しい”をプレゼント!! (LAWSON)

”みんなの欲しい”をプレゼント!!
(5月27日 LAWSON
 新聞全15段広告)

プレゼントセール実施の理由として『日頃の感謝をこめて・・・』だけでは、唐突な感じだ。とりとめのない景品や応募方法の告知の下で、本日発売の限定新商品をアピール。紙面の外側を囲むように、新規店舗オーナーの顔写真を掲載。プレゼントセールを思いついて、あれもこれも思いついて作りましたみたいな広告で、行き当たりばったり?の企業姿勢を印象付けている。

夏でも崩れにくい! (ONLY MINERALS)

夏でも崩れにくい!
(5月24日 
ONLY MINERALS 新聞全5段広告)

夏に向かって、”うるおいミネラルメイク”の通販広告。商品は『うるおいBBクリーム』・『うるおいパウダーファンデ』・『うるおい洗顔料』で、うるおいというキーワードで商品の魅力をアピールしている。商品3点セットのショルダーにもキーワードを使っているが、「うるおい続く」では嘘になるので、「うるおい感続く」としている。トーンダウンするくらいなら、ちがう言葉を使うべきでは?

味わうごとに新たな発見がある。 (CHIVAS18)

シーバスリーガル18年。味わうごとに新たな発見がある。
(5月20日 CHIVAS18
 新聞全5段広告)

85種のフレーバーノートが織りなす、まろやかで複雑な奥行・・・・・・・チョコレート、ドライレッドフルーツ、ヘーゼルナッツの豊かな風味・・・・・・・・・だから、常に新しい発見があるそうだ。お酒と言えば「不変の美学」的な広告が多い中、変化を楽しむお酒は個性的だ。

年齢のせいと あきらめて・・・・・  (SUNTORY)

年齢のせいと あきらめていませんか?
(5月18日 SUNTORY
 新聞全5段広告)

サントリーでは、知力や気力との関係性が注目されるARA・DHA・EPAを総称して『オメガ脂肪酸』と呼ぶそうだ。この『オメガ脂肪酸』を知的栄養素と表現したことで、多くの人が求めていた新しい栄養素が発見されたようなインパクトが生まれている。

このうまみ、フツーじゃない。・・・・・ (meiji)

このうまみ、フツーじゃない。
(5月16日 meiji
 新聞全15段広告)

十勝スマートチーズ「ほろうま」と「濃厚」、2タイプの新発売広告。香取信吾が登場してキャッチフレーズはそれらしい言い回しに、またスマ×スマスマートチーズで新スマ!という遊びフレーズが使われたりしている。下3段ほどのスペースには、明治北海道十勝のブランド広告を展開。くだけた感じの商品広告とは打って変わって、トッテツケタような硬い文章で企業メッセージが綴られている。
このように、コンセプトで表現を統一しなければ違和感だらけの広告になるのだ。

コナンがみんなの疑問を・・・・・  (NTTdocomo)

コナンがみんなの疑問をズバッと解消!
(5月15日 NTTdoc
omo 新聞全15段広告)

名探偵コナンが全15段+全5段×3ページに渡って、新料金プランのメリットを解き明かすマルチ広告。キャラクターを使い分けてメリハリを付け、Q&A形式でわかりやすく紹介していくパターンなので、メッセージ量への抵抗感が緩和されている。本日予約開始!で6月1日提供開始!だそうだが、この時期は携帯電話の乗り換え繁忙期なのでしょうか。

60代。筋肉成分 足りていますか。 (SUNTORY)

60代。筋肉成分 足りていますか。
(5月12日 SUNTORY
 新聞全5段広告)

軟骨を気にしている人が意表を突かれる広告で、しかも説得力がある。商品は、筋肉成分と軟骨成分を同時に摂取できる、サントリー ロコモア。あまり聞き慣れないイミダゾールペプチドを筋肉成分としてわかりやすく登場させ、軟骨成分のグルコサミンと同列に並べることで、その必要性を同レベルまで引き上げている。

さがしているサラダに、・・・・・  (kewpie)

さがしているサラダに、きっと出会える。
(5月11日 kewpie
 新聞全5段広告)

ドレッシングの容器を大380ml、中260ml、小150mlの3サイズで提案。必要量を選べるので、無駄になる心配がなく買いやすくなった。さがしているサラダ・・・・・とは、サイズを含めてのこととして表現されているが、なんだか屁理屈に感じる。

雨の日もわるくない。・・・・・ (MISAWA)

雨の日もわるくない。こんな家ですごせるのなら。
(5月9日 MISAWA
 新聞全15段広告)

「住まいフェア」の告知広告。梅雨という多くの人が好まないシーズンを逆手にとって、商品の住み心地をアピール。商品への期待感を高める表現をメインに、イベント内容を来場者プレゼント等に控えたのは、ヒヤカシ来場者を抑える目的かな?

にじのうえへ、えんそく。 (miki house)

にじのうえへ、えんそく。
(5月5日 miki house
 新聞半7段広告)

本日は【子供の日企画】で、クローバー・小林製薬・サラヤなどの協力各社が、子供たちの描いた絵で広告を制作している。なかでもミキハウスの広告は子どもの描いた「にじのうえへ えんそく」の絵と、『世界はキミのためにある。』というコーポレートスローガン、ミキハウスの業務内容が企画にぴったりハマり、企業イメージ良好な作品に仕上がっている。

さよなら、オルビス。よろしく・・・ (ORBIS=U)

さよなら、オルビス。よろしく、オルビスユー。
(5月1日 ORBIS=U
 新聞全5段広告)

30代、40代の肌ケアの曲がり角に来た人へ、油分ではなく水で潤った状態で効果を発揮する「HSP+オイルカット」オルビスユーが登場。さよなら・・・・よろしく・・・・というキャッチフレーズで、商品の世代交代をアピールしている。

私たちの生活習慣は・・・・・。 (第一三共)

私たちの生活習慣はヘルシーレシピです。
(4月27日 第一三共
 新聞全3段広告)

Webでは、生活習慣病の予防に役立つ食事メニューや動画付エクササイズ、動画付オリジナルレシピなど、内容充実のインターネットサービスを展開。メンバー登録すると、自分に合ったオリジナルメニューを提案してくれる。顧客と出会い・情報を集め・コミュニケーションを繰り返しながら信頼関係を築いてゆく。そんな地道な努力が、顧客と企業の将来を明るくするのだ。
ただしキャッチフレーズは、【ヘルシーレシピ】を知らない人には唐突で伝わりにくい。ホームページへの導入が目的なのだから、メリットをわかりやすく伝える必要がある。

家に帰れば、積水ハウス。 (SEKISUI HOUSE)

家に帰れば、積水ハウス。
(4月25日 SEKISUI HOUSE
 新聞全15段広告)

ビジュアルにはNASAの宇宙ステーションを使用。エネルギーを自給して断熱しながら無駄なく使う住宅の将来像として、過酷な生存環境に浮かぶ宇宙ステーションはわかりやすい例えだ。
「家に帰れば宇宙ステーション」みたいな期待感を煽りながら、エネルギー収支ゼロ・ZEH仕様(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)住宅の好調さをアピールしている。

すべての企業に真似して・・・・・ (Apple)

すべての企業に真似してほしいアイデアがあります。
(4月22日 Apple
 新聞全15段広告)

地球温暖化につながる原因を減らすこと、環境への負荷が少ない素材を使うこと、限りある資源を守ることなど、地球環境を守るためにいくつかの目標を設定したそうだ。その代表例として、ビジュアルにはメイデンにあるデータセンターが登場。すべてのデータセンターが再生可能エネルギー100%で稼働したら嬉しい!そうだ。メインに採用されているので、メイデンのデータセンターは再生可能エネルギー100%で動いている印象だが、明言されているわけではない。
『アップルのアイデア』に期待し過ぎて広告を見てしまったようだが、どうやら実績がないのでアイデアという言葉を使ったみたいだ。とりあえず地球環境保全活動をリードする企業イメージをアピールしておこう、ということかな。

いいものは、つづく。 (ALBION)

いいものは、つづく。
(4月18日 ALBION
 新聞全15段広告)

『不朽の名作』を、「・・・・・、つづく」「時代も世代も超えて・・・・」「一滴を磨き抜いてきた40年、・・・・・」「この世に素肌があるかぎり」としつこく表現している。化粧品に安全性が問われるようになった今、安心感のあるロングセラーに十分な付加価値があるのだ。

今、話題のチョコレート効果! (meiji)

今、話題のチョコレート効果!
(4月17日 meiji
 新聞全5段広告)


「チョコレート効果」とはカカオ86%のチョコレートで、一粒で136mgのポリフェノールを摂取できるそうだ。広告やパッケージに美と健康に効くという表現は使えないので、美と健康を考えたと表記。その代わり商品名に効果というワードを入れて、効き目をアピールしている。
カカオのポリフェノールが、『美と健康』をコンセプトにしたチョコレートを生み、市場を拡大しているのだ。

朝のこの”一本”が、効く。 (NISSIN)


朝のこの”一本”が、効く。
(4月10日 NISSIN
 新聞全15段広告)


トマトに含まれる植物性乳酸菌は、胃酸に強いので、胃で生き残って腸まで届くそうだ。朝の空腹時は胃酸が強いという生理を狙い、『めざめに新習慣 新・植物性乳酸菌』というサブフレーズで動物性乳酸菌と差別化をはかり、植物性乳酸菌を取り入れたより健康的な生活提案をしている。

和食がおいしくなるビール。・・・(SUNTORY)


和食がおいしくなるビール。
(4月8日 SUNTORY 新聞全15段広告)



和食ブームに投入したビールは、商品名「和膳」、商品フレーズ「うまみ、繊細。」。和食の『合わせだし』をヒントに、『合わせ麦芽』を調合して繊細なうまみを生み出したそうだ。商品開発の狙いが明確なので、キャッチは狙いをそのまま言葉にしている。


あ、般若ってる! (アラガン)


あ、般若ってる!
(4月6日 アラガン 新聞全5段広告)


般若の女性がスマホに向かうというショッキングなビジュアルが、目を引付ける。何かに夢中になっている時、眉間・目尻・口の横に表情じわが出て、放置して置くと消えない皺になるそうだ。アイデアが面白すぎて他人事に感じてしまいそうだが、Webへの導入という役割は果たせたかな?

ENEOSが、電気? (ENEOS)


ENEOSが、電気?
(4月5日 ENEOS 新聞全15段広告)



エネオスの発電事業をアピールする企業広告。天然ガス発電所やメガソーラー、風力発電での取り組みを紹介して、ガソリンを売る「エネルギー消費」イメージから「エネルギー創造」イメージへの脱皮を図っているようだ。未来のニーズを先取りすることで、企業への期待感を高めている。

朝モス7時宣言。・・・ (MOS BURGER)

朝モス7時宣言。
(4月1日 MOS BURGER 新聞全15段広告)



営業時間を出勤時間に合わせて7時に開店、さらにホットサンドや朝ライスバーガーなどの新メニューを用意。モスバーガーの増税対策は、時間やメニューでターゲットのライフスタイルに合わせることで、来店意欲を高める戦略みたいだ。

トップバリューが生まれ変わります! (AEON)

トップバリューが生まれ変わります!
(3月31日 AEON 新聞全30段広告)



商品にまつわるストーリーや製造所所在地などを表示してパッケージをりニューアル、商品によっては税込で100円以内に収まるように価格設定。トップバリュの商品価値や付加価値の高さをアピールして、増税に対抗している。トップバリュ40周年の謝恩をテーマに掲げることで、増税の重みからターゲットの意識を逸らさせている。



太陽と暮らす家 大募集! (三井ホーム)

太陽と暮らす家 大募集!
(3月29日 三井ホーム 新聞全15段広告)


全国100棟限定で、ソーラーパネルや給湯器をプレゼントするキャンペーン。太陽光発電10kW以上搭載するプランには5kW分サービスするなど、特典付きで新築住宅の受注を行うそうだ。
消費税増税による受注減少への対策で、早々と増税分の値引きみたいです。ま、住宅メーカーの値引きですからね。

一日ではつくれない畑です。・・・・・ (健康家族)

一日ではつくれない畑です。一日でもさぼったら、失われてしまう畑です。
(3月27日 健康家族 新聞全15段広告)


高倉健を主人公にして、にんにくを20年間無農薬で作り続けてきた男の物語が始まったようだ。農夫の苦労話のようだが、ドラマが多いほど商品自体の希少性は高くなる。俳優がストーリーを深く表現することで、企業への信頼性や親近感が強くなるのだ。

南極は、選んだ。・・・を、選んだ。 (KOMATSU)

南極は、選んだ。ハイブリッドを、選んだ
(3月26日 KOMATSU 新聞全15段広告)


南極大陸のゼロ・エミッション基地で働く、ハイブリッド建設機械を開発・提供したコマツ。ビジュアルは自然の過酷さを伝え、キャッチは「選んだ」を繰り返して製品の優越性を強調している。
製品名を言わずハイブリッド建設機械という言い方をしているのは、ハイブリッド製品全体への波及効果を考えてのことでしょうか? そのため実態がぼやけた広告となった。

・・・「なにも変えない」という進化・・・ (NTT都市開発)

その国には、「なにも変えない」という進化がありました。
(3月24日 NTT都市開発 新聞全15段広告)


ロンドンのオフィスビルのリノベーションは、伝統の街並みを変えずに先進技術を導入。厳しい基準をクリアする度に、経験値と技術力が上がるそうだ。親愛なる風景を守りながら進化する街、それとは対照的な日本のビル街に味気なさを感じ、NTT土地開発の考え方に共感する人は多いと思われる。

おいしさへの、こだわり。 (ヒガシマル醤油)

おいしさへの、こだわり。
(3月23日 ヒガシマル醤油 新聞全5段広告)


薄口醤油のトップメーカーが、新鮮さを保つ二重ボトル・液だれしにくい注ぎ口など、容器への工夫をアピールしている。ユーザーの声を反映させ、商品の付加価値を高めて、市場での優位性をさらに高める戦略のようです。

第二の年金・・・・・ (移住・住みかえ支援機構他)

第二の年金がわりになる家
(3月21日 移住・住みかえ支援機構他 新聞全15段広告)


朝日新聞社広告局主催、ミサワホーム近畿協賛、移住・住みかえ支援機構後援の『かしこい住まいづくりセミナー』の参加者募集広告。メガ・ソーラーや二世帯住宅、節税の活用を、「第二の年金」と表現。増税により、マイホームの夢に暗雲たちこめた人々が飛びつきたくなるフレーズで、セミナーへの関心を高めている。

お米は高いが、ご飯は安い。 (IRIS)

お米は高いが、ご飯は安い。
(3月17日 IRIS 新聞全5段広告)


低温保存、低温精米、低温包装でお米の劣化を防ぐアイリスオーヤマの生鮮米。一善(65g)約40円を大きくアピールしているが、日頃からそこまで計算している人は少ないのでは? 「お米は高いが、ご飯は安い。」というキャッチは面白そうだが、よく考えると意味不明? 米の鮮度が落ちないというのはありがたい商品だが、何がお得なのかわかりにくい広告だ。

愛してる。言の葉のかわりに、・・・ (kikkoman)

愛してる。言の葉のかわりに、咲く花がある。
(3月16日 kikkoman 新聞全15段広告)


醤油で描いた木の枝に、醤油を使った料理が実ったビジュアル。醤油の一滴一滴が愛の証であると主張するキャッチフレーズ。広告全体を『○○らしさ』でまとめ上げている。

最初の晩餐。 (AJINOMOTO)

最初の晩餐。
(3月15日 AJINOMOTO 新聞全15段広告)


『世の中の甘さや苦さを、人生で初めて知るのは、食卓でした。』と、レオナルド・ダ・ヴィンチ「最後の晩餐」風の演出で9人の赤ちゃんがメニューを頬張っている。
やわらかいをテーマにした料理「ミルク寒天」をはじめ、粘っこい「里芋の煮物」、甘い「三色ポタージュ」など、いろんな味わいや食感との出会いを見せながら商品を紹介。商品写真が無いので広告的にはアピール不足気味だが、絵作り優先の成果で作品的にはインパクトが出て感じよく仕上がっている。

あなたのミルクは、なに色ですか。 (雪印メグミルク)

あなたのミルクは、なに色ですか。
(3月13日 雪印メグミルク 新聞全15段広告)


顧客の好みやライフスタイルに合わせて、味わいや機能性を追求。カルシウム入りタイプ、ビフィズス菌入りタイプ、おなかにやさしいタイプ、濃いタイプなど、カスタマイズされてメグミルクが生まれ変わったそうだ。

その肌は、生き方さえ変える・・・ (MENARD)

その肌は、生き方さえ変えるかもしれない。
(3月9日 MENARD 新聞全15段広告)


「美しい肌を保つ」から「美しい肌を生み出す」へ、幹細胞の研究は次のステージを目指しているそうです。自慢話になりがちな研究・開発の話を、女性の生き方という観点でソフトにアピール。加齢から逃れたいすべての女性に夢と希望を見せながら、「美しさにまごころこめて」のコーポレートスローガンへ繋いでいる。

プレミアムビールにかけたエビス・・・ (SAPPORO)

プレミアムビールにかけた
エビス100年の歳月は、決して追い抜けない。
(3月8日 SAPPORO 新聞全15段広告)


「100年磨いたプレミアムブランド。エビスビール」「本物のよろこび。」など、最高!という言葉を使わないで最高!をアピールしている。味覚はペプシのように飲み比べアンケートを実施しない限り一番といっても説得力がないが、時間の量は差別化が可能だ。他社プレミアムビールとの差を明確にする挑戦的な広告だ。

大地の復興が遅れれば、・・・ (JAグループ)

大地の復興が遅れれば、人の復興も遅れてしまう。
(3月7日 JAグループ 新聞全15段広告)


震災から3年、瓦礫処理が終わった復興途中の水田から、農家の方々が福島県25%・宮城県67%・岩手県31%のプラカードを掲げて、全面復旧に遠いことをアピールしています。農家の方々の足元は雑草や石ころだらけで、復興の困難さが写真からも伝わってきます。
さて企業広告らしく「復興に全力を尽くします」という言葉でボディーコピーを締めくくっていますが、JAの汗は見えません。JAの復興レポートみたいな広告で、震災の当事者ではなく他人事みたいな印象です。JAって、何だ?

勝ったのは、ペプシNEX ZERO。 (pepsi)

勝ったのは、ペプシNEX ZERO。
(3月4日 pepsi 新聞全30段広告)


コカ・コーラ ゼロとペプシNEX ZEROが味の対決。500人を対象に飲み比べを実施した結果、61%がペプシNEX ZEROを選んだそうだ。広告の信憑性を高めるために、調査概要が表記されている。
自動販売機などの豊富な販売チャネルを保有して市場では圧倒的に有利なコカ・コーラだが、この広告を受けて、さあどうする!? というような話題で、市場に活気が出るかな。

ひとひら。初恋の想いを贈る。 (ロクシタン)

ひとひら。初恋の想いを贈る。
(2月27日 ロクシタン 新聞全15段広告)


ひとひら、サクラ、初恋・・・・春らしい言葉で構成された広告。春の出会いに向けて、準備はいいですか?というメッセージを伝えている。
ひとひらの香り、でも春の高揚感やコロンへの期待感は高まると思えるのだが、「チェリーブロッサム」という商品にはもれなく初恋というドラマがついてくるような気分にさせられる、のかも知れない。

この下、海底3,000mに・・・・・ (JXグループ)

この下、海底3,000mに ベトナムの特産品、原油があります。
(2月26日 JXグループ 新聞全15段広告)


エネルギー・資源・素材に係る技術力をテーマにした企業広告シリーズ。現場からの便りという形式で企業のスケール感、技術力の高さ、業務の重要性などをアピールしている。今回は巨大な海底油田を使った迫力のビジュアルと、そこで働くたったひとりの日本人の真摯なメッセージが、人と企業への期待感を高めている。

・・・が「公認」した、高機能トマト・・ (KAGOME)

東京マラソン2014が「公認」した、
高機能トマトっていったい何なんだ?
(2月23日 KAGOME 新聞全15段広告)


通常の1.5倍のリコピンを含み、運動で過剰に発生した活性酸素を消去するトマト。自然食品なのに「機能性野菜」というカテゴリーを創り、野菜やサプリなどとのとの差別化を図っているようだ。キャッチは注目されるスポーツイベントで、その効果が認められたような印象を与えている。

今年の花粉前線予報 (morinaga)

今年の花粉前線予報
(2月21日 morinaga 新聞突出し広告)


花粉症の症状を抑えるというビフィズス菌『BB536』。一面の突出しに日本地図を載せて、全国の花粉飛散予測を紹介している。小さなスペースながら日本地図はよく目立って、花粉が気になる人には見逃せない広告だ。BB536を知らない人には花粉とビフィズス菌の関係がピンと来ないかもしれないが、知るきっかけにはなると思われる。

このお茶で毎日サラサラ実感! (にっこく)

このお茶で毎日サラサラ実感!
(2月19日 にっこく 新聞全5段広告)


常識で考えれば、血液のサラサラ感を実感することはない。その常識を盾に、紛らわしい広告を正当化している。
サブフレーズには「最近”ドロドロ”が気になる方へ」とあり、サラサラ・ドロドロといえば血液のことだと思うのが普通だ。キャッチは、お茶を飲んで血液がサラサラになって、さらにそのサラサラを実感するとアピール!?。しかし、キャッチのサラサラには小さな米印がついていて、注釈には「お茶のあじわい」とある。ドロドロの注釈は、唐突にも「肉の脂質」と記載してある。誇大広告・囮広告を逃れるための姑息な注釈の使い方が目立つ、モラル無用の古代広告だ。

70億人で省エネせよ。 (AsahiKASEI)

問題 70億人で省エネせよ。
(2月17日 AsahiKASEI 新聞全7段広告)


旭化成が提供する『ホール素子』が、家電製品を動かすモーターの回転ロスを検知し、エネルギー効率を飛躍的に向上させているそうだ。『ホール素子』の世界シェア70%だそうで、技術力と社会貢献度の高さをアピールしている。
キャッチの「70億人で・・・・・」というのは、特殊なものではなく日常的な家電製品らしく、インパクトがあってわかりやすい。でも、省エネすべきなのは本当に世界全員なのでしょうか。そう考えると乱暴で傲慢なフレーズに思えてくる。

腹が減っては、料理はできぬ。 (大塚製薬)

腹が減っては、料理はできぬ。
(2月15日 大塚製薬 新聞全5段広告)


大豆スナック「ソイカラ」の広告。大方の主婦は、お菓子をつまみながら夕食の準備に取り掛かるのでしょうね。キャッチフレーズは主婦の気持ちを代弁し、ボディーコピーでは「食べるならヘルシーなもの」へと誘導している。広告の切り口が鋭いので、共感 → 啓蒙 → 誘導 という流れに迷いが無い。

贅沢温泉プレゼント (SUNTORY)

贅沢温泉プレゼント
(2月13日 SUNTORY 新聞突出し広告)


微糖缶コーヒー№1のBOSSは、「熱い声援に、熱い温泉で、お返ししたい。」と温泉旅行のプレゼントキャンペーン中だそうだ。№1の根拠はWebを見ても表示が見当たらないので、缶コーヒー全体なのか、微糖缶コーヒー部門なのか不明だ。とにかく売れてるイメージを盛り上げ、市場に追い風を吹かせ続けるのだ。

人生がラブストーリーでありますように。 (meiji)

人生がラブストーリーでありますように。
(2月11日 meiji 新聞全15段広告)


明治のバレンタイン広告は、「一日チョコレート工場。」というタイトルで、身近な人への感謝の気持ちが綴られている。本命チョコに比べて義理チョコはついでみたいに扱われてきたけれど、明治は「ありがとうの、本命チョコ」という言葉で新しいバレンタインのあり方を提案している。
本命の相手はひとりが普通だが、義理の数は多い。少子化・草食により縮小傾向にある『告白チョコ市場』からの転換だ。

ゴクン!といえば 龍角散 (龍角散)

ゴクン!といえば 龍角散

(2月9日 龍角散 新聞全5段広告)


子ども用に飲みやすくした『らくらく服用ゼリー』や粉薬が苦手な人のために開発した世界初ゼリー状のオブラートなど、サブフレーズで「おクスリがたのしくなった人、手を上げて。」と苦い薬のイメージを一新。キャッチフレーズはお決まりの「ゴホン!といえば・・・・・」を「ゴクン!といえば・・・・・」へ言い換えて、飲みやすさを徹底アピールしている。

・・・・・バレンタイン前には、大豆を。  (大塚製薬)

バレンタインには、チョコを。バレンタイン前には、大豆を。
(2月8日 大塚製薬 新聞全5段広告)


バレンタインで愛を伝える前に、女性に嬉しい栄養素でいっぱいの大豆バー『SOYJOY』でパワー注入を・・・・・という趣旨の広告。バレンタインと大豆という組み合わせは、意外性のある面白いチャレンジだ。
根本的な問題として、商品そのものがバレンタイン仕様になるとかの話題性があればインパクトが出るのだが、広告表現だけでの新しい市場開拓は厳しい。

朝の反省。 (SHサンヘルス)

朝の反省。
(2月5日 SHサンヘルス 新聞全5段広告)


ジステイン・ペプチドやオルニチンが配合された「肝元」の広告。レバーとシジミを毎日食べるのは難しいが、カプセルなら手軽だ。
キャッチの「朝の反省」を見て、共感する中年男性は多いことでしょう。でも、カプセルの製造者「協和発酵バイオ」と発売元「SHサンヘルス」の社名の扱いが小さすぎる。もしもターゲットが、広告主不在の無責任広告という印象を持ったら・・・・・。広告主の信用は商品価値にかかわることなので、社名・ロゴはしっかりと作って大いにアピールすべきだ。

60代。同級生が急に年を・・・・・ (SUNTORY)

60代。同級生が急に年をとり始めた。
(2月4日 SUNTORY 新聞全5段広告)


4つの活力成分を配合したサントリー セサミンEXの広告。キャッチフレーズは老化について共感させ、さらに商品使用・不使用の差をほのめかしている。ビジュアルは誰もが憧れるシェイプアップされた顔無し・年齢不明のボディー。若々しさの象徴としての肉体で、こんな体になれるという表現もないので虚偽はない。
でも50代・60代の健康をテーマにした広告で、若々しい肉体のビジュアルを見せられたら、こんなボディーになれるのかとイメージが湧くものだ。この広告は違法ではないが、フェアじゃない。

残業、いっぱい。抜け毛も、・・・・・ (MSD)

残業、いっぱい。抜け毛も、いっぱい。で、問題です。
(2月2日 MSD 新聞全7段広告)


抜け毛の話題がストレスだとすると、深刻にならないように面白く表現した方が取っ付きやすいのかも知れない。ヘアサイクルとは ①髪の自転車 ②髪の生まれ変わる周期 という2択の問題で、楽しませながら情報を発信している。
ビジュアルの愉快な?抜け毛キャラクターも見慣れてきた。抜け毛キャラクターの親しみやすさが、MSDへの親近感となるのだ。

DRIVING KIDS WITH TOYOTA (TOYOTA)

DRIVING KIDS WITH TOYOTA
(2月1日 TOYOTA 新聞全15段広告)


高校卒業生の免許取得シーズンを狙った御機嫌伺い的な企業広告ではないみたいだ。イラストのタッチはたぶん60年代。KIDSと言われて付加価値を感じるのは、熟年世代だ。
ハイブリッドカーのイメージが定着して、面白いクルマのイメージが希薄になったトヨタ。売れる車を造って儲けるだけの自動車メーカーに将来はない。未来が見えるようなワクワクするクルマを提供することで、企業への期待感を高めたい。具体的には今のところ何も見せないけれど、エコと並走するもう一つのコンセプトを始めるつもりみたいだ。

年齢とともに太るのはなぜ? (LION)

年齢とともに太るのはなぜ?
(1月31日 LION 新聞全5段広告)


太る原因は生活習慣の積み重ね。商品は、健康的なダイエットをサポートする健康維持成分「ラクトフェリン」。これを飲めば痩せるというわけではない。
日頃から疑問に思うことを表現したキャッチには、目が留まる。残念ながら特効薬の広告ではないが、やっぱりね!と出合い頭に納得した広告を見ているうち、『健康的なダイエット』というコンセプトに引かれていくのだ。

痛くて痛くて、家のことがおざなりに。 (再春館製薬所)

痛くて痛くて、家のことがおざなりに。
(1月29日 再春館製薬所 新聞全5段広告)


『洗濯物を干す時に、肩が痛くて腕が上がらない。』『タオルや雑巾を絞る時に手首が痛い。』など、主婦の日常的な仕事にありがちな痛みを取り上げて共感を獲得したら、痛散湯といういかにも痛みに効きそうな名前の薬が登場。痛みに悩むターゲットを逃がさない、共感即購買という感じの広告だ。

一滴でハリ! (SUNSTAR)

一滴でハリ!
(1月27日 SUNSTAR 新聞全5段広告)


一滴という一言で効力の高さをアピール。また個人によって効果の違いが想定されるので、ハリが出る!とまでは言っていない。短く言い切るキャッチコピーは、強い力で人を引き付け、狙った方向へイメージを誘導したい時に有効だ。逆に、出ます!と自信を持って言い切れれば、誠実な広告となるのだ。

深いコクと華やかな香り。・・・・・(SUNTORY)

深いコクと華やかな香り。
こだわりのうまさは、この素材じゃなきゃつくれない。
(1月25日 SUNTORY 新聞全15段広告)


ザ・プレミアムモルツの広告。ポイントを麦芽・ホップ・水の三つに絞り込んだシンプルな構成なので、長いキャッチフレーズでもすんなり読んでしまう。
ビールの色と同じ金色をベースにしたデザインは、グラスや缶の水滴をはじめ細部にまでこだわりが感じられて、商品のクリティーの高さを印象付ける。

夢よ、もう一階。  (積水ハウス)

夢よ、もう一階。
(1月24日 積水ハウス 新聞全15段広告)


一世帯から二世帯、さらに店舗併用等へと3階、4階にすることで家の可能性を広げる多用途住宅。もういっかい、と韻を踏んだキャッチがなるほど!と思わせる。気がかりな相続や収益性など、土地活用の有効性を説明して付加価値の高さをアピールしている。
ビジュアルはもう少し予算をかけて、もっと知恵を絞ってもよかったのではと思うぐらい味気ない。残念。

モニター様 大募集! (Asahi)

モニター様 大募集!
(1月23日 Asahi 新聞全15段広告)


アサヒの通信販売限定商品「グルコサミン+コンドロイチン」。先着1000名のモニターを募集して、お試しサンプルを1000円で提供している。割引価格で30日分が3,024円だから、お試しサンプル20日分1000円はお得だと言える。でも・・・・・
サンプルを購入させるだけで、購入者からの反応を受け取る姿勢がどこにもない。ひょっとしたらモニターになれば無料で商品をもらえるという先入観を利用した、おとり広告?。紛らわしい広告を出す企業は信用できない、それを掲載している新聞社も共犯!?。

自分の夢まで、自己採点しないでください。 (河合塾)

自分の夢まで、自己採点しないでください。
(1月20日 河合塾 新聞全15段広告)


センター試験を終えた受験生に贈る言葉。このメッセージで受験生といっしょに夢を追いかける河合塾の姿勢を伝えながら、春からの再チャレンジを促している。

アクタス史上最大級 10,000人の・・・・ (ACTUS)

アクタス史上最大級 10,000人のインテリアサポートキャンペーン
(1月17日 ACTUS 新聞全15段広告)


先着10000万名に、10万円以上購入しないと使えないという条件付10000円分のアクタスお買い物チケットをプレゼントするそうだ。普通は10万円分買えば一割引きするという値引きセールにするところだが、仕組みや表現の工夫によってお得感や早い者勝ち感覚の強いキャンペーンに創り変えたのだ。企画倒れにならないことを祈ろう!

二世帯住宅は『事情より、愛情。』 (MISAWA)

二世帯住宅は『事情より、愛情。』
(1月15日 MISAWA 新聞突出し広告)


『事情より、愛情』というキャッチは、いろんな受け取り方をさせる。①世帯間の事情は無視して、愛情をもって暮らせば幸せ。②問題の多い住宅事情を諦めて、愛を育てる暮らし。③家族ひとりひとりの事情より、みんなを思う愛情設計。など、住宅メーカーとしては、かなり施主を突き放したメッセージだ。・・・・・・・・・制作の意図は、ふたつの情で韻を踏んだフレーズを楽しんでもらいたいだけかも知れないが。

試したいもの、ぜんぶ試せる、 (再春館製薬所)

試したいもの、ぜんぶ試せる、「8点セット」。
(1月14日 再春館製薬所 新聞5段広告)


『年齢肌ひとすじ』ドモホルンリンクルお試しセットの広告。アンチエイジングという言葉は一言も無いが、年齢肌というワードでアンチエイジングを期待させている。嘘はついていない、誤解させるような表現もない、期待するのは客の自由なのである。
お試しというのは、商品に自信が無ければ出来ない。それが8点全部というのは、メーカーとしてはある意味、新規開拓だけではなく信頼性アップにつながるイメージ戦略なのかも。

「20歳以上ですか?」の・・・・・ (AEON)

「20歳以上ですか?」のタッチパネルでの確認をあらためます。
(1月13日 AEON 新聞15段広告)


酒類・タバコ販売時の年齢確認を、タッチパネルから従業員確認に変更するそうだ。理由は、明らかに20歳以上とわかる方に、年齢確認でお手数をかけるのは申し訳ないからだそうだ。「未成年者には販売しない、成年者には気持ちよくご購入いただく。」と明記してあるので、販売の厳格化をサービスの観点から言い改めた感じだ。
「成人・・・・・・・・・・・・・お祝い申し上げます。イオンは、大人の自覚と責任を持って歩む皆さまを応援します」こんなコピーで成人のお祝いを締めているが、社員に訓示を垂れるのなら構わないけれど。お客様に?大丈夫?何か忘れてない?

男の自身 変幻自在 (宝力本舗)

男の自身 変幻自在
(1月11日 宝力本舗 新聞5段広告)


唐・華南で栄華を極めた有力豪族の伝承食と言われる『ニョイピン』。そのニョイピンをさらに進化させて、アミノ酸「L-シトルリン」をはじめ、烏骨鶏卵、マカ、ローヤルゼリーなど9種類の活力源を配合したそうだ。門外不出というワードで希少価値を高め、効く!とは表現できないので「即刻、臨戦態勢じゃ!」というキャプションで効果をアピールしている。色んな表現があるものだと感心させられる広告だ

たった0.1ミリで、チョコレートの・・・ (meji)

たった0.1ミリで、チョコレートのおいしさは変わる。
(1月9日 meiji 新聞15段広告)


「メイジのだいじ」をテーマに、商品開発へのこだわりをアピールしている。0.1ミリでチョコの味が変わるというのは、意外性のある話だ。たとえばミルクチョコレートの角が厚くて真ん中が薄いカタチは、ミルクの濃厚さとカカオ感を味わうための設計だそうだ。技術力の高さを印象付ける説得力のある広告で、次の展開が楽しみだ。

安心を託されたドクターのように、・・・ (YANASE)

安心を託されたドクターのように、
ヤナセは、愛車と向き合っている。
(1月8日 YANASE 新聞15段広告)


「クルマはつくらない。クルマのある人生をつくっている。」という洒落の効いたコーポレートスローガンが、紙面下のロゴ左横に記載してある。人を載せて運ぶだけのクルマではなく、オーナーの趣味・嗜好・ステータスに応えるクルマを提供するヤナセらしいスローガンだ。
輸入車点検のスペシャリストという表現については、輸入車を扱っている以上、アフターに責任を持つのは当たり前のことだ。輸入車の整備に関してはライバルが少なく、殿様を相手にする殿様商売的な広告になっていて、庶民感覚はない。

ブルックス、19の約束。 (ブルックス)

ブルックス、19の約束。
(1月6日 ブルックス 新聞15段広告)


製造から販売までのブルックスならではのこだわりを「19の約束」に集約。羅列するだけではインパクトがないので、一杯10gや一杯19円を大きくしてメリハリをつけている。
19という数字をテーマにして表現を練り直せば、もう少しアピール力を高めることができそうだ。または19という数字にこだわりが無いのなら、数を10個以内に整理したほうが伝わりやすくなるのでは。

ずっとずっと付き合っていくものだから。 (SHARP)

ずっとずっと付き合っていくものだから。
私の家の屋根には、シャープのソーラーがあります。
(1月5日 SHARP
 新聞15段広告)


ソーラーパネル市場を牽引してきたシャープが、耐久性やアフターサービスへと商品力の強化を図っているようだ。発電効率は最重要課題だが、抜いたり抜かれたりで№1を維持するのは難しい。それなら、付加価値の高い商品に!というところでしょうか。

過去が、嫉妬する、美しさ。 (YSL)

過去が、嫉妬する、美しさ。
(1月4日 YVES SAINT LAURENT
 新聞15段広告)


もっともっと美しくなりたいと願う気持ちを表現する言葉は無数にあるが、このフレーズはインパクトがある。ターゲットに呼びかけることもなく、ツンとした感じが別格を感じさせるのだ。ビジュアルは、商品を神秘的に見せることができれば成功。人物などの現実味があっては別世界ではなくなるのだ。

一番うまいビールを、つくるんだ。 (KIRIN)

一番うまいビールを、つくるんだ。
(1月3日 KIRIN
 新聞15段広告)


年始の企業広告は、例年なら挨拶がてらの当たり障りのない感謝の言葉の羅列だが、今年はどの企業も様子が変わってきたようだ。企業ビジョンが明確化され、広告に表現されるメッセージにも活動の方向性が示されている。その中でもキリンビールは、ストレートな言葉で力強い企業イメージを印象付けた。

日本は、もういちど、試される。 (TOYOTA)

日本は、もういちど、試される。
(1月1日 TOYOTA
 新聞15段広告)


トヨタの『Re BORN』シリーズ。信長・秀吉に扮したビートたけし・木村拓也が登場して、挑戦的なキャッチフレーズと共にCMへの期待感=企業への期待感を高めている。
ビッグな配役や謎の多いストーリー展開で創られたCMの世界が、パナソニック・積水ハウス・メルセデスベンツなど、他社のお正月広告を抑えて抜群の存在感を見せている。