プレミアムプロモーションはオープンセールの時、挨拶代わりに使うのが一般的。また、近所に競合店がオープンする場合、防御措置的な使い方も考えられます。
値引きはどんなお客様にも共通の利益があり安定した成果を得やすいのですが、景品の場合は気に入ってもらえればお店の好感度が上がり、お店の魅力を増幅させることが可能です。しかしヒットを狙うほど景品を限定していく必要があり、外れるリスクが高くなることにも留意してください。
抽象的・観念的な発想では、プレミアム作戦の成功は困難。まず、お客様に喜んでもらえるまでのストーリーを作ることが重要です。何故、何処の、誰に、何を、何時、何処で、どうやって渡すのか、
具体的なモデルケースをタイプ別に数種類作って、最終的な景品の選定に取り掛かりましょう。
売り場の雰囲気作りとコミュニケーション活動の徹底。せっかく来店いただいても普段と変わらないのでは、お客様の期待を裏切ることになります。メイン商品をはじめ、関連商品を目立つようにディスプレイして、お客様に雰囲気を楽しんでもらうことが最重要課題です。景品の魅力、商品とその見せ方、スタッフの誘導と応対が連携して初めてプレミアムプロモーションは成功の条件が整うのです。
一般懸賞:商品購入を条件に抽選して、当選者に景品を渡すもの。購入価格に応じて、景品価格に上限があります。
オープン懸賞:商品の購入を問わず、応募者の中から抽選で当選者を決めるもの。景品価格に上限があります。クイズタイプ、アンケートタイプ、コンテストタイプなどのバリエーションがあります。
ベタ付き景品:抽選なしで、購入者全員に景品を進呈。1000円未満の商品に対して付けられる景品は100円まで、などの規制があります。
スピードくじ・・・商店街でお馴染みの<ガラポン抽選>ベタ付きに比べると価格の高い景品を提供できるので、お客様の射幸心を煽ります。<三角くじ>あらかじめ当たり本数などを管理できる。ガラポンに比べると盛り上がりに欠けるので、プロセスに工夫を凝らす必要があります。
ベタ付きプレミアムは、販売促進に直結。一方、抽選で景品を進呈する方法は、販促というよりもお客様とのコミュニケーションのきっかけ作りを狙います。その場合は、コミュニケーションで何を伝えるか明確なメッセージを持っていないと、せっかくのプロモーションを生かしきれないことになります。
※プレミアムの種類によって景品価格の規制があり、
その規制の上限が改定されたりしますので、不安な場合は公正取引委員会で確認してください。その他、食品を提供する場合は食品衛生法による安全・衛生上のチェックが必要です。
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