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双方向マーケティング


企業がメッセージを投げると、どこかに受け取る人がいてくれる。マーケティングの力で、情報を待ち構えてる人を特定して投げることもできる。というのは過去の話。ニーズの多様化した現代は、企業→生活者へから、生活者→企業へと情報が逆流しています。

ボールを投げるのは生活者であり、それをキャッチするのは企業の役目。何が欲しいか、何をして欲しいか、企業は生活者の声、お客様アンケートのおせじ混じりの声ではなく、本音に近いつぶやき(twitter)に耳を澄ますようになったと言われています。

マスの中から人を動かすキーワードを探すのは困難なことですが、大量の個人を知ることによって共通項を探すことはできそうです。つまり個人と個人を結ぶキーワードで、それはコミュニティーの中に発見できるかも知れません。コミュニティーと言っても従来のクラブ活動や地域の町会といった時間や場所を拘束するものではなく、インターネット上のカタチの無い出入り自由のコミュニティ空間のことです。

この空間で個々を繋いでいるのは、共通の好奇心。情報伝達はキャッチボールの過程が必要で、一方通行では届き難いと言われています。まず、メッセージを送る前に受け手の話を聞く。聞いたらメッセージにフィードバックする。興味のある内容だから読んでくれる、さらに意見を聞いてみる。次のメッセージはさらに細かいフィードバックをする。こういった双方向の繰り返しが、販促につながっていくのです。