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当たるチラシと売れるチラシ

当たるチラシと売れるチラシの違いとは、何でしょうか。売れるチラシとは、チラシから直接注文が取れるということ。通販チラシや宅配ピザ屋さんのチラシがこれに当たります。
大量集客を狙う「当たるチラシ」か、大量注文を目的とする「売れるチラシ」か。チラシの制作に取り掛かる前に、どちらを前提にするか決めなければ結局どちらでもないチラシになってしまいます。

「当たるチラシ」は集客を主な目的とするので、タイトルやイベントで期待感を創り出せるものでなければなりません。来店して、購買や再来店につながるかはお店の対応次第。セールやイベントで予想を超える大量集客ができたら、その時のチラシは大当たりチラシと言えます。

「売れるチラシ」は販売が目的なので、商品の魅力が写真やコピーで十分に伝わることが必要です。ただし、一般的に広く認知されているものやお店の定番人気商品であれば通販チラシや宅配ピザ屋さんのような商品のシズル感がなくても、予約注文が取れる場合があります。

「当たるチラシ」で集客、来店を重ねて信用を築く、お店の信用がそのままチラシの信用になり、いつかチラシで商品が売れるようになる。<チラシで商品を紹介→アンケート形式で注文をとる→注文の商品を宅配する→信用を重ねる>。「売れるチラシ」には信用というブランド力が不可欠です。

チラシを作る前に、もうひとつ注意してもらいたいことがあります。チラシに載せる内容が単純でわかりやすいものか、あるいは複雑で分かりにくいものかで作り方が違ってきます。

オール電化のリフォームや学習塾のコース料金など、販売に関して複雑なシステムの説明が必要で、チラシではどうしても説明不足になってしまい、逆に不審感を持たれそうな場合。学習塾なら説明会を開くことも出来ますが、一般的な小売店にそんなスペースは無いのが普通です。
お店の方からスタッフを派遣して直接説明して回るのが確実ですが、人件費のことを考えるとそうもいかない。何とかチラシで対応できないものか・・・・・。

そこで、よく採用されるのがモニター方式。まず体験に協力してもらえる方ををお客様の中から探して、モニターをお願いします。その時の体験談をチラシで紹介するのです。これなら複雑な説明を飛ばして、商品名とその素晴らしさをコメントしてもらうだけで不審感を抱く前に、興味を持ってもらえます。
「詳しくは店頭のスタッフにお尋ねください。」電話で応対が出来る場合は、「電話でのお問い合わせは、000-0000まで」をチラシに明記のこと。宣伝を兼ねてモニター募集のチラシを作って、モニターそのものを話題づくりに活用するという手もあります。