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顧客データの集め方

情報を元にお客様とのコミュニケーションを深めて、カスタマイズの真髄・御用達の座を射止めたい。・・・・・最も手軽な顧客情報の集め方としては、店頭にアンケート用紙を置いて書いてもらうのがコストも手間もかからない方法です。でも、労力やリスクなどの面倒を考えて、アンケートに答えてくれるお客様はほとんどいません。
アンケートに答えてもらうために、レストランでよく見かけるのが、家族の誕生日・結婚記念日のアンケート。その日が近づくと割引券付特別メニューの招待状が届くという寸法。データを集めた上に、再来につなげるという実に巧みな作戦です。このケースの場合、もう一度行きたくなる味と雰囲気を持ったレストランであることが前提条件です。

地域特性によりますが、効率よくデータを集める方法として「赤ちゃん撮影会」があります。赤ちゃんだけでなく、家族全員の記念写真も撮影。これで家族のデータが揃います。予算の問題で厳しいかもしれませんが、カメラマンは特に有名でなくてもプロに限ります。プロのカメラマンに、かわいい赤ちゃんをさらにかわいく撮ってもらえるのではという期待感が必要不可欠だからです。出来上がりのクオリティーは、企業の信用に直結します。
写真を額に入れ、出来上がりのお知らせを郵送(住所の確認のため)し、そのハガキを店頭での引き換え券とするシステムにします。さらに予算を追加して、コンテスト形式にして優勝者はチラシのモデルに起用するというのも話題性を高めます。

コストを抑えるために、スタジオを持っている写真屋さんに協賛してもらったり、または商店街の活性化イベントとして実施できたら理想的です。協賛イベントは、出来ない部分をカバーし合って比較的小さな負担でクオリティー・アップを可能にします。さらに企業同士の協力体制を築き、販促チャンスを広げるという副産物があります。
広告をする場合の注意として、赤ちゃん撮影会の理由を明確にすることが必須です。撮影会のタイトルは、○○周年感謝祭、創業以来の売り上げ○○億円突破感謝祭など、日頃のお返しをするイベントとして撮影会を実施する旨が伝わるもの。桃の節句、端午の節句に因むのも一手です。