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ダイレクトマーケティングⅡ

モノや情報が溢れ、生活者のライフスタイルが多様化した90年代から、より効率のいいコミュニケーションをダイレクトマーケティングに求めて、様々な考え方が生まれています。

One to Oneマーケティング:新規の顧客開拓を主な目的とするマス・マーケティングに対し、1対Ⅰの双方向コミュニケーションにより顧客が発信する個々のニーズに応えながら「関係性の継続」を重視するマーケティング。

パーミッション・マーケティング:まず生活者の許可を得て情報を発信、共通の価値観を双方で確認しながら、ともだち→顧客→優良顧客へと育成を目指すマーケティング活動。ダイレクトメールなど、従来のマーケティング活動では不特定の消費者に無断で一方的にメッセージを送り付けるので、無駄が多く、迷惑になる場合もある。しかし、パーミッション・マーケティングは送る前に見込み客の許可をもらっているので、レスポンス率が高くなり、効率が上がる。

CRM(カスタマー・リレーションシップ・マネジメント):企業が主体的に行う顧客との関係性管理。既存顧客の購買活動などから嗜好やニーズなどを探り、データ化。それを管理し、有効に活用することで 顧客満足度を高める。顧客を新規開拓するよりも既存の顧客でシェアを広げるほうがコストがかからない、つまり「市場シェアより顧客シェア」という考え方がベースにある。

CMR (カスタマー・マネジメント・オブ・リレーションシップ):顧客によるリレーションシップ管理。顧客にとってCRMのように企業に自分の情報を管理されるのはいい気分がしない、マネジメントの主客を逆転して、顧客が自分の情報を主体的に管理できるリレーションシップ構築を目指す。何十万・何百万人という単位の顧客情報の管理を、IT関連技術の進化が可能にしていきます。